(平成25年5月19日発行) 第210号


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    メールマガジン・SENTOKYO(平成25年5月19日発行)
           全国研究集会特別号(第210号)
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■□■ お知らせ ■□■

★平成25年度第1回理事会は、平成25年6月7日(金)に、
  東京商工会議所(東京都千代田区丸の内3-2-2)にて開催します。

 ★平成25年度総会は、平成25年6月12日(水)に、
  東京商工会議所(東京都千代田区丸の内3-2-2)にて開催します。

 ★平成25年度全国研究集会は、平成25年7月11日(木)・12日(金)に、
  一般財団法人機械振興協会(東京都港区芝公園3-5-8)にて開催します。
  ホームページ( https://jsla.or.jp/ )に概要を公開しております。

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     ☆★☆ メールマガジン・SENTOKYO 目次 ☆★☆

1.理事会

2.総会
   ・講演会「異文化交流と図書館」(仮題)

3.全国研究集会
   ・記念講演「情報技術は文化を目指す―その進化を考える―」
   ・第1分科会:図書館が育てる新発想
   ・第2分科会:電子資料活用術
   ・第3分科会:図書館の新機軸
   ・第4分科会:企業の著作物利用
   ・第5分科会:日韓における専門図書館員の養成とスキルアップ
   ・第6分科会:実地で学ぼう 現地研修

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━━1.理事会━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日時:平成25年6月7日(金)12:00~14:30
会場:東京商工会議所(東京都千代田区丸の内3-2-2)
   2階 役員会議室 

平成25年度第1回理事会は上記の通り日程が変更となりました。

━━2.総会━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日時:平成25年6月12日(水)13:40~15:50
会場:東京京商工会議所(東京都千代田区丸の内3-2-2)
   4階 401~403会議室

□総会出欠通知および委任状について

出欠通知は、「平成25年度総会出欠通知」により、5月24日(金)までにFaxで
ご回送いただきますようお願いします。
ご欠席の場合は、必ず委任状欄にご記入の上ご返送下さい。

専門図書館協議会事務局 Fax:03-3537-8336

■講演会 14:50~15:50

講師:マリ・クリスティーヌ氏(国連ハビタット親善大使)
演題:「異文化交流と図書館」(仮題)

異文化コミュニケーターとして、国連ハビタット親善大使などの経験も踏まえ、日
本と海外の文化交流を、ラフカディオ・ハーンとヘルン文庫の研究活動を通して考
える。

*講演会のみの参加も受け付けております。参加費は無料です。

【お申込先】
専門図書館協議会事務局 Tel:03-3537-8335
            E-mail:jsla@jsla.or.jp

━━3.全国研究集会━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日時:平成25年7月11日(木)13:30~19:00、7月12日(金)9:30~16:00
会場:機械振興会館(東京都港区芝公園3-5-8)

主催:専門図書館協議会
共催:一般財団法人 機械振興協会 
後援:国立国会図書館 (社)日本図書館協会
   (独)科学技術振興機構 (一社)情報科学技術協会

■総合テーマ

「10年後の図書館員のために、今できること、明日できること」

専門図書館を取り巻く状況は日々刻々と変化しています。
我々は、現在、10年から20年前には想像もしていなかった状況に置かれていま
す。これからの10年を考えたとき、専門図書館を取り巻く環境がどのように変化
しているかを予測することは難しいことですが、あるべき姿とありたい姿をイメー
ジし、それに向けた目標を立てることが重要です。環境がどのように変化しても、
専門図書館員は担当業務に最善を尽くさなければなりません。
日々の業務の中で、「今日できること」と「明日できること」を見定め、10年後
の目標に向けて、この研究集会で大いに語り合いましょう。

■日程:平成25年7月11日(木)

開会式・表彰式   13:30~14:50 機械振興会館 ホール(B2階)
協賛会社メッセージ 15:00~15:30 機械振興会館 ホール(B2階)
記念講演      15:40~17:10 機械振興会館 ホール(B2階)
会員交流会     17:20~19:00 倶楽部(5階)

■記念講演

講師:原島 博氏(東京大学 名誉教授)
演題:「情報技術は文化を目指す―その進化を考える―」

情報技術はめざましい勢いで進化してきました。例えばコンピュータは、最初は科
学技術用の計算機でしたが、大型コンピュータは企業の情報化の基盤となり、パー
ソナルコンピュータは個人の情報化を促しました。そして、インターネットによっ
て我々が生活する社会そのものが情報化しました。この講演では、このそれぞれの
時代を振り返りながら、情報技術の進化の歴史をたどり、これからを考えます。

■日程:平成25年7月12日(金)【分科会】

午前の部:9:30~11:30
午後の部:13:00~16:00

平成25年全国研究集会では、総合テーマに基づき下記6つの分科会を開催します。

■第1分科会:図書館が育てる新発想

講師:1. 大石 裕子 氏(花王(株))
    「「よきモノづくり」をサポートする企業図書館の取り組み」

   2. 岡本 洋幸 氏((公財)九州経済調査協会)
    「会員制ライブラリー「BIZCOLI」の挑戦」

司会:村瀬 菜都子 (ラクオリア創薬(株))  
運営:柳 一美((株)日立製作所 横浜研究所)
   渡邉 智彦((公財)日本交通公社旅の図書館)

現在では情報の流通手段も多種多様となり、我々を取り巻く環境はものすごいスピ
ードで展開しています。このような環境の中で、利用者が新しい発想やモノを生み
出すことに力を注ぎ、抱えている問題を解決していくためには、一人で努力するだ
けでなく、周辺の分野やまったく違う世界と触れることが必要となることも多くあ
ります。そのきっかけを図書館は提供することで、利用者へのサービスの価値を高
めていくことができます。
第1分科会では、花王株式会社の大石氏と公益財団法人九州経済調査協会の岡本氏
をお招きし、実際にどのような工夫を図書館で実施されているのか、お話を伺いま
す。ご講演を通して参加者のみなさまの日々の業務を改善するヒントをご提供でき
ればと思います。

■第2分科会:電子資料活用術

講師:1. 児玉 閲 氏(東邦大学医学メディアセンター)
    「医学に特化したディスカバリーサービス構想について」

   2. 水野 翔彦 氏(国立国会図書館関西館電子図書館課著作権処理係)
    「デジタルアーカイブの利用あれこれ」

司会:木村 美実子((独)科学技術振興機構)
運営:高土 正巳(東京商工会議所)

全国の様々な機関で、デジタルアーカイブ、電子ジャーナル、電子書籍など、電子
(デジタル)媒体資料の活用が進んでいます。しかし、未だその活用法に模索を続
けている現状もあります。また、図書館が提供する様々なリソース、例えばOPAC、
電子ジャーナル、データベース等、収録対象や検索方法が異なるものを一括検索す
ることができるようにする「ディスカバリーサービス」や利用者にとって最適なリ
ソースの入手方法、経路を示す「リンクリゾルバ」など新たな仕組みも構築されて
きています。
第2分科会では、これらの中から、現在、構想中の「ディスカバリーサービス」と
「デジタルアーカイブ」の利用事例等に焦点をあて、電子資料の活用方法について
考えます。

■第3分科会:図書館の新機軸

講師:1. 須貝 弥生氏((公財)松竹大谷図書館)        
    「松竹大谷図書館の試み
      ~クラウドファンディング(インターネットを利用した支援募集)~」

   2. 木下 みゆき氏((一財)大阪府男女共同参画推進財団
                    大阪府立男女共同参画・青少年センター)
    「組織運営に情報ライブラリーを活かす」

司会:澤村 容子(日本生命保険相互会社)
運営:手塚 久男(東芝ビジネス&ライフサービス(株))

専門図書館は、様々な運営母体に属する組織の一部として、常に母体組織の運営や
財政環境の変化に翻弄されてきました。特に規模の小さな図書館・図書室は、利用
状況や資料の充実度、存在意義にかかわらず、運営母体の方針により、別組織への
業務委託が行われたり、所蔵資料が複数施設の管理下に散逸したり、さらには予算
削減により、専門図書館が持つ機能や独自性が十分に発揮できない状態になる場合
もあります。
第3分科会では、専門図書館のレファレンス機能や専門性に基づいたサービスの提
案によって、運営母体による事業獲得で競争相手との大きな差異化を図ることがで
きた事例や、インターネットを活用した小口の寄付金システム「クラウドファンデ
ィング」を図書館運営に導入した事例など、柔軟な発想による多様な試みを紹介し
ます。運営母体の環境変化にとらわれず、5年先・10年先を見据えた新しい専門
図書館の運営のあり方と可能性を探りたいと思います。

■第4分科会:企業の著作物利用

講師:1. 山中 弘美 氏(文化庁長官官房著作権課著作物流通推進室長)
    「著作権法改正の概要と最近の動向」

   2. 増田 雅史 氏(森・濱田松本法律事務所 弁護士)
    「企業内における著作物利用の問題点」

   3. 鈴木 博道 氏((一財)国際医学情報センター、
            (一財)情報科学技術協会(INFOSTA)著作権委員会)
    「情報科学技術協会における著作権対応と、
                     医薬領域における著作物の利活用」

司会:時実 象一(愛知大学・専図協著作権委員会委員長)
運営:山崎 美和(印刷博物館ライブラリー)

デジタル化の時代において、複写サービスはもちろん、情報加工や情報発信、資料
保存のためのメディア変換等の際にも著作権法が関わってきます。特に専門図書館
においては、著作権法第31条「図書館等における複製」が適用されない館も多く、
また適用される館においても、複製権の権利制限の範囲は限られ、その他の権利に
も配慮が必要です。著作権法の基本的な知識はあっても、一部間違って認識してい
たり、個々のケースで適法かどうか迷うことも少なくありません。
第4分科会では、企業における著作物利用についての専門家からお話を伺うととも
に、文化庁官房著作権課の方から最近の著作権法の動向についてもお話しいただき
ます。

■第5分科会:日韓における専門図書館員の養成とスキルアップ

講師:1. 金相俊(Kim, Sang-Jun)氏(韓国生命工学研究院 電算情報課 博士)
    「韓国における専門図書館司書養成とスキルアップについて」

   2. 山﨑 久道氏(中央大学文学部 教授 博士(情報科学))
    「日本における専門図書館を取り巻く状況と
                     専門図書館員に求められる専門性」

近年、わが国の専門図書館は、企業、各種団体や法人など機関種によって多少の違
いはあるものの、概して厳しい状況に置かれています。その大きな要因には、情報
通信技術の進展と長引く景気の低迷があげられます。こうした状況において、専門
図書館は親機関に有益な情報サービスを提供し、自らの存在意義を高めていかなけ
ればなりません。そのためには、経営資源のひとつである「人材」をいかに活性化
し、そのスキルを高めていくべきかが喫緊の課題となります。
第5分科会では、わが国の専門図書館員の養成とスキルアップの現状と今後を、隣
国である韓国の実情を参照軸として検討します。検討の過程では、両国の専門図書
館を取り巻く状況、専門図書館員の養成とスキルアップをめぐる実情を明らかにし
ていきます。それらをもとに、わが国のこれからの専門図書館員の養成とスキルア
ップのあり方を考える上での手がかりを提示したいと思います。

■第6分科会:実地で学ぼう 現地研修

Aコース:機械振興協会BICライブラリ
     外務省外交史料館
     ジェトロ・ビジネスライブラリー

Bコース:機械振興協会BICライブラリ
     市政専門図書館
     日比谷図書文化館

運営:Aコース
   結城 智里((一財)機械振興協会)
   齋藤 久実子(神奈川県立川崎図書館)

   Bコース
   田村 靖広・井上 学((公財)後藤・安田記念東京都市研究所市政専門図書館)

図書館の現場に足を運んで、自分の目で確かめ、担当職員の説明を伺う現地研修で
す。当研究集会会場の機械振興会館とその周辺の専門図書館の中から、特徴のある
サービスを展開している5機関を選定しました。
機械振興協会BICライブラリは、機械産業を中心としたビジネス情報の提供、ビ
ジネス支援を行っています。外務省外交史料館は、「日本外交文書」を編纂してデ
ジタルアーカイブで公開するなど、外交記録の公文書館です。ジェトロ・ビジネス
ライブラリーは、ジェトロ海外事務所を通じて収集した世界各国の統計、会社・団
体名簿、貿易・投資制度などの資料を豊富に所蔵する国際ビジネスの専門図書館で
す。市政専門図書館は、都市問題・地方自治の専門図書館で、明治期の地方自治制
制定資料『大森文書』や関東大震災関連資料など貴重書を多数所蔵しています。日
比谷図書文化館は、展示会や講座、特別研究室など多様なサービスを展開する図書
館です。
Aコース、Bコースとも20名までの募集です。人数調整が必要な際は応募された
コースを変更させていただくことがあります。

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