地方議会図書室等職員セミナー 平成17年度
□ 地方議会図書室等職員セミナー 平成17年度
平成17年9月5日
会員機関各位
理事長 植松 敏
□平成17年度地方議会図書室等職員セミナーの開催について
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 さて、当協議会では、今年度研修事業の一環として、地方議会図書室等職員を主な参加対象とする標記セミナーを下記のとおり開催いたします。当該実務担当の方々をはじめ、ご関心のある会員の皆様多数のご参加をお待ちしております。
記
◆ 開催趣旨
議会図書室に勤務されている方々は議会事務局のなかで最新の動向に最も敏感である必要があると考えますが、少ない人数で日々の業務に追われているのが実態ではないでしょうか。新たな法制度やITを始めとする技術革新の情報を得るとともに、お互いに意見交換を行う機会を設けることが、専門図書館協議会の使命であると考えております。
そこで、今回のセミナーは、「直面する新たな問題への対応策を探る」というテーマを設定し、図書室の保有する利用者情報などの個人情報をいかに保護すべきか、という新たな問題への対応や、技術革新の著しいインターネットの活用方法についてのヒントを提供することを目的に開催することといたしました。
セミナー初日には、国立国会図書館の南亮一氏から、「議会図書室が日々業務を行うにあたって著作権法・個人情報保護法にどのように対処すべきか」についてお話いただきます。特に個人情報保護については一般的な解説書は多く出版されているものの、図書室における対応について解説したものは誠に少ないのが現状です。オウム真理教の捜査の際に国立国会図書館が利用者記録の提出を求められたことは記憶に新しいですが、図書室は思想信条の自由を守るという観点から個人情報保護に対処すべきではないでしょうか。そのような点からも興味深いお話が伺えると思います。
続いて、鶴見大学図書館の長谷川豊祐氏から「インターネットと図書室業務」についてお話いただきます。ブログにより手軽に情報発信できるようになったことを始め、インターネットは情報の発信と収集の強力なツールであります。使いこなすことは容易ではありませんが、業務改善のための新たなヒントを与えていただければと考えています。
セミナー二日目は、東京都議会局に場所を移し、東京都議会局調査部副参事の小熊誠氏から、議会図書館の新たな取組みについてお話いただきます。あわせて、本年4月から全国でも初めて「情報」という名称が付けられた「調査情報課」が設置されたことから、その業務内容についてもご紹介いだくこととしております。引き続き、議会図書館を見学することとしておりますので、ご期待下さい。
標記セミナーへの参加が、議会図書室担当者のみならず、ご参加いただいた会員機関全ての皆様の日常業務に役立つことを期待しております。
- 開催日
平成17年10月20日(木)~21日(金) - 会 場
都道府県会館
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-3
TEL:03-5212-9000(代) - 講師及び演題
日程表参照 - 定 員
35名 - 参加費
18,000円
内訳: 15,000円(テキスト代、会場費、講師謝礼等)
3,000円(交流会費)
(入金は原則として、振り込みでお願いいたします。振込先については、参加申込書受領後にお知らせいたします。) - 申込期限
平成17年10月3日(月)必着
FAXまたは郵便にて別添の申込書(PDF形式:8KB)をお送りください。 - 申込先
専門図書館協議会
〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14
日本図書館協会会館6階
TEL:03-3537-8335 FAX:03-3537-8336
E-mail: jsla@jsla.or.jp - 見学会
東京都議会図書館等。