メールマガジン・SENTOKYO(平成24年1月1日発行)新春特別号(第174号)


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    メールマガジン・SENTOKYO(平成24年1月1日発行) 
             新春特別号(第174号)
            謹賀新年 平成24年 元旦
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  ☆★☆ メールマガジン・SENTOKYO 目次 ☆★☆
   
     1.専門図書館協議会からのご挨拶
     2.皆様からの年賀状
     3.ニュース&トピックス(12月6日~12月26日)
     4.2011年、売れた本は?

〓〓1.専門図書館協議会からのご挨拶 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

新年明けましておめでとうございます。
会員機関および関係者各位の益々の発展をお祈り申し上げます。

                    専門図書館協議会 会長 岡村 正

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新年を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。専門図書館協議会は、本年で
設立60周年を迎えます。皆様のご支援ご協力にあらためてお礼申し上げます。
皆様のますますのご発展とご健勝をお祈り申し上げます。

                  専門図書館協議会 理事長 中村 利雄

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平成24年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

            専門図書館北海道地区協議会    会長 木村和範
            専門図書館協議会関東地区協議会  会長 岡村 正
            専門図書館関西地区協議会     会長 小嶋淳司
            専門図書館中国地区協議会     会長 福田昌則
            専門図書館九州地区協議会     会長 谷 正明

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新春御挨拶:2012年の初夢
新年のご挨拶を謹んで申し上げます。皆様には希望に満ちた新年を迎え、専門図
書館の将来に向けても大きな夢を描いておられることと存じます。
 昨年の新年の御挨拶で、私は新年が激動の年であると予言しました。不幸にも
それは的中し、3月に東日本大震災が生じました。今、私たちが馴染んだ「戦前、
戦後」という語をもじって、「災前、災後」という言葉が用いられ始めているよ
うです。すなわち、震災前の日本社会は閉塞感に満ち溢れていました。それが専
門図書館の世界にも及び、専門図書館は縮小均衡によるジリ貧路線から脱却でき
ない状況になっていました。この状況を打破するにはどうしたらよいでしょうか。
災後としての社会、再生すべき専門図書館界はどうなればよいのでしょうか。震
災を境に日本は再生すべきである。災後は再生が第一であるとの声が一部にあり
ます。私もそう思います。戦後の日本の経済界や技術研究の世界は経済復興や自
主技術の確立という目標に向かって、坂道を駆け上りました。そのための道案内
となる専門図書館も、坂道を駆け上がる多くの人の要求のもとに相応に拡大・拡
充しました。上り坂を駆け上がる時にはまさに坂の上に白く輝く雲しか見えない
かもしれません。しかし、成熟した経済社会となり、技術水準も世界の先端水準
に達した我が国では今や一直線に坂を駆け上がる時代ではありません。我々の前
には坂で無く平坦な道があり、場合によっては下り坂があって、その先には暗い
谷があるのかもしれません。しかしそうであればこそ、その暗い谷への転落を避
け、平坦な道の先に何があるかを示す情報は上り坂を登る時よりも必要なはずで
す。そのような情報を提供できる専門図書館は以前に増して必要であり、専門図
書館が再生されるにはそのような期待に応えなければなりません。
それには既存の専門図書館界の構造や路線の根本的な刷新しかないでしょう。具
体的に今までの専門図書館界は何をやってきたかと言えば、専門図書館は図書館
の一館種であるから、図書館界の主流である公共図書館や大学図書館の模倣をし
てきました。その模倣の結果がこの専門図書館界の閉塞状況なのであって、専門
図書館の発展には至らなかったのです。専門図書館という組織のマネジメントや
専門図書館員のリーダーシップを発揮したり、専門図書館をジリ貧路線から脱却
するためのストラテジー(戦略)を考察することには繋がらなかったのです。極
論すれば、どのような検索システムをつくるか、どのようにレファレンスサービ
スを行うか等は、それぞれの専門図書館毎に利用者の要求が異なるのですから、
そんなことを教科書的に習熟したところで、何にもならないと言っても過言では
ないのです。専門図書館は図書館である必要はないのです。図書館情報学から学
ぶべきは図書館職の基本的使命として、利用者志向のサービス精神を身につける
ことであり、それは図書館のため、図書館の設置母体のための自己犠牲の精神と
も相通じるところがあります。自己犠牲とは「殿のため、お家のためなら、身命
を賭すことも厭わない侍精神である」とも言われます。専門職はその専門とする
職業への自己犠牲が必要なのです。
 もし専門図書館界にその自己犠牲の覚悟があるなら、自らが所属する各専門図
書館を廃止することで、設置機関の専門図書館のコストの削減を図ってはいかが
でしょうか。専門図書館協議会そのものを大きな専門図書館として再組織し、そ
こには現行会員機関から移管される良質の蔵書と真の専門図書館員の資質を有す
る優秀な職員からなる一大優良専門図書館を形成し、現行の会員機関はその図書
館の単なるサービスポイントとすることで、会員機関は専門図書館を個別に維持
するのに比較して大幅なコスト削減が可能になり、各サービスポイント毎の利用
者にはより質の高いサービスの提供が可能になるでしょう。このような初夢にも
似た新たな展望を描いてはいかがでしょうか。こうすることで専門図書館界には
大いなる災後の再生への世界が開けるのではないでしょうか。
 現実離れした世迷いごとながら、新春を迎え、老人の見た初夢ということで、
ご寛恕いただければ幸いです。

            専門図書館協議会 顧問・(独)国立公文書館 館長
                               高山 正也

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新年明けましておめでとうございます。
前代未聞の国難ともいうべき東日本大震災に襲われた昨年、「絆」が再認識され
ましたが、人と人とのつながりが大切なのは何も災害の場合だけではありません。
長期の景気低迷、情報環境の急激な変化の中にある今こそ、専門図書館同士の絆
を強くすべきでしょう。共通する課題解決のため、オープンかつ有機的な連携を
図る。規模が小さい個々の館では難しい教育研修を充実させる。専門図書館の活
性化に専図協が果たす役割は大きいと思います。当事者意識をもって会員が積極
的に活動に参加し、「絆」を強くする――そんな1年にしたいものです。

                    専門図書館協議会 顧問 村橋 勝子

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皆様あけましておめでとうございます。
私は、中央大学で「図書館・情報センター経営論」という授業を担当しています。
経営ということの本質から説き始め、経営資源、経営管理者の仕事、人材開発な
どについて述べた上で、そうした考え方が図書館においてどのように実現され、
あるいは実現されるべきかを話しています。学生さんと一緒に問題を考えるため
に、毎回、学生さんに短いレポートを書いてもらっています。
ある回の授業で、専門図書館の経営について述べました。人材や予算が足りない、
インターネットを中心として利用者の情報収集環境が変わった、専門図書館の仕
事の成果を経営層に伝えるのが難しい、等のおなじみの話題を説明しました。そ
れに対して、学生さんに感想を書いてもらったのですが、案の定、「専門図書館
は要員が少なくて、大変そうだ。ワンパーソンライブラリーなどというものがあ
るなど、信じられなかった。」などという感想が多かったのです。
しかし、二人の学生が、「自分の仕事のやり方がすぐ成果に直結する、こういう
やりがいのある図書館もあるのかと、思った。もし、自分が図書館職員になるの
なら、他の館種でなく、専門図書館で働きたい!」と書いてきたのです。
ご苦労が多いでしょうが、今後とも学生の目標となるような専門図書館を、ぜひ
運営していって頂きたいと思います。

            専門図書館協議会 顧問・中央大学教授 山崎 久道

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新年を迎え謹んで新春のお慶びを申し上げます。
会員機関の皆様方の益々のご発展をお祈りいたします。
本年もご指導ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

                     専門図書館北海道地区協議会
                     事務局:北海学園大学開発研究所

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新年明けましておめでとうございます。
会員機関各位の益々のご発展をお祈りいたします。
本年もよろしくお願いいたします。

                        専門図書館東北地区協議会

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新年明けましておめでとうございます。
会員機関の皆さまのニーズに則した、様々な事業を展開できるよう心がけてまい
ります。ご支援・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
また、今年は創立60周年を迎えます。気持ちを新たにして、取り組んでいきたい
と思います。
本年もよろしくお願いいたします。

                     専門図書館協議会関東地区協議会

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新年明けましておめでとうございます。
昨年は、総会と関連行事をトヨタ博物館で、「地方議会分科会」を富山県議会事
務局で、「会員探訪」をトヨタテクノミュージアム産業技術記念館でそれぞれ皆
様のご協力をいただき開催しました。
中部地区の専門図書館が元気の出るよう、一歩一歩着実に活動していきたいと思
います。本年もよろしくお願いします。

                        専門図書館中部地区協議会

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新年を迎え、謹んで新春のお慶びを申し上げますとともに、会員各位の益々のご
発展を心よりお祈りいたします。
さて、専門図書館関西地区協議会は、本年5月に、創立60周年を迎え、記念講
演会・パーティの開催や記念誌の発刊などを予定しております。
この節目の年に当たり、時代の流れに沿った新たな発展を目指すため、出来れば、
事務局機能を中央事務局へ移管し、専図協組織の一元化と事業の強化を先導して
参りたいと存じておりますので、全国の会員機関や地区協議会各位のご理解、ご
協力の程をお願い申し上げます。

                        専門図書館関西地区協議会

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新年を迎え謹んで新春のお慶びを申し上げます。
会員機関の皆様方の益々のご発展をお祈りいたします。
専門図書館中国区協議会は、今年も会員機関の皆さまに喜ばれる、充実した事業
を心がけて参ります。
本年もご指導ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

                 専門図書館中国地区協議会
                 事務局:(社)中国地方総合研究センター

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新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中はひとかたならぬご芳情を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年の日本は、東日本大震災に見舞われ、大変厳しい年でした。
また、震災の中で日本人の絆を力強く感じた年でもありました。
これからも皆様との絆を一層大切に過ごしていきたいと思います。
本年も変わらぬご指導をお願い申し上げますとともに、
会員各位のご発展をお祈り申し上げます。

                     専門図書館九州地区協議会
                     事務局:(財)九州経済調査協会

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新年明けましておめでとうございます。
專図協の充実を図るため、各委員会、各地区協議会の皆様と相談しながら諸改革
を進めてまいりたいと、思います。
本年もご支援、ご協力の程よろしくお願い致します。

                       運営委員会委員長 茂木 洋

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新年あけましておめでとうございます。
本年も韓国をはじめ海外の専門図書館員との交流を推進していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

           運営委員会国際交流担当委員 栗田 淳子 諸谷 小四郎

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新春のご挨拶を申し上げます。
昨年は大変な災害を経験した一年となりました。
被災された皆様の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
昨年12月に、「私立図書館の非課税措置」が税制改正大綱に加えられるという知
らせが入りました。
専門図書館協議会をはじめとする、働きかけを行なっていただいてきた皆様のご
支援の賜物と、感謝申し上げる次第です。
今年の小委員会の活動は、その方向性を再確認する一年となりますよう、頑張っ
てまいる所存です。本年も会員方々のご支援、ご協力をいただきたく、どうぞよ
ろしくお願い申し上げます。

             運営委員会私立図書館小委員会委員長 田邉 由美

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新年おめでとうございます。
昨年は震災の余波で著作権についてはほとんど動きが見られなかった年でした。
本年は、宿題となっている「権利制限の一般規定」(日本版フェアユース) の法制
化が進むかどうか注目されます。一方環太平洋戦略的経済連携協定(Trans-
Pacific Partnership: TPP) への交渉参加により、著作権保護期間の米国並み延
長が議題となる可能性があります。これについては注意を要します。
著作権委員会は 2002 年発行の「著作権 Q&A」の改訂作業を進めておりますが、
今年前半には改訂版の刊行にこぎつけたいと努力しております。
本年もよろしくお願いいたします。
 
                     著作権委員会委員長 時実 象一
 
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新年明けましておめでとうございます。
昨年は3.11以後、大きな暗い影にわが身と想像の域が森々と浸されていくのを感
じながら時を送ったのは、多くの方々と同様のことだろうと思います。その中で
専図協を通じて回復する機会のあったこと、特に機関誌編集と研修の2つのグル
ープからなる会員サービス委員会の活動を通じ、何かしらできることから手を着
けるしかないという状況にあって、その活動自体から救済されたという気持ちが
強かったことでありました。それは6月の全国研であり、編集グループの夏の企
画合宿(於、葉山)であり、図書館総合展であり、もちろん機関誌の企画編集で
あったり、また神田須田町の老舗での忘年会であったりしたのです。
そんな些細で小さなことであるのかもしれませんが、つながりながら協働するこ
とがいかに人の背を押し、困難からの回復への兆しになるということを強く思う
一年間でした。
今年もまた、永続することの「つとめ」を何らか、わが身に課していきたいと思
う年になることでしょう。

                   会員サービス委員会委員長 水谷 長志

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新年明けましておめでとうございます。
昨年は専門図書館協議会初の試みとして、第13回図書館総合展(2011年11月)に
ブース出展とフォーラム「専門図書館員/インフォプロのキャリアデザインを考
える」の開催を関東地区協議会と共催で行い、多くの参加者と活発な意見交換を
することができました。
今年も、より開かれた形での研修会の開催と内容の充実化を図るため、研修グル
ープの活動を一歩一歩着実に進めてまいる所存です。
皆様のご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

                  会員サービス委員会研修GL 村井 友子

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新たな年を迎え、謹んでご挨拶申し上げます。
厳しい環境が続く中、新たなチャレンジの年として、会員間の連携をより一層深
め、魅力ある専門図書館協議会を目指して努力してまいります。会員間の交流は
もとより、各地区協議会の今後の在り方も踏まえ、本協議会のミッションを果た
すべく、委員会活動を行ってまいります。
ご支援、ご協力の程、お願いいたします。

                     会員交流委員会委員長 西尾 昇治
 
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新年明けましておめでとうございます。
会員各機関の皆さまのますますのご発展をお祈り申し上げます。
本小委員会では、事業として会員相互間の連携と実務に当たる職員の研修を行う
ため、「地方議会図書室等職員セミナー」を開催しています。このセミナーは、
地方議会図書室職員を対象とした全国レベルで開催される数少ない貴重な研修で
あります。
今後もセミナーの充実を図るため、会員各機関のご指導ご協力を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。
なお、最後になりますが、東日本大震災により被災した地域の一刻も早い復興を
祈念いたします。

                    運営委員会地方議会図書室小委員会
                           委員長 白石 孝一

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謹賀新年

昨年は『専門情報機関総覧 2012年版』刊行に向けての調査に対し、多くの専門図
書館・専門情報機関のご協力を賜り、誠にありがとうございました。
『専門情報機関総覧 2012年版』は、新たに文書館や博物館・美術館図書室まで
掲載範囲を拡充したのをはじめ、調査項目も時代に即したものに見直しを行い、
より利便性の高い情報ツールとなっております。
『専門情報機関総覧 2012年版』は、1月末刊行の予定です。
本年もよろしくご支援・ご協力のほど、お願い申し上げます。

                        調査分析委員会 委員一同

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新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
メールマガジン・SENTOKYOは170号を超えましたが、1100名以上
の方々が購読してくださることに感謝を申し上げます。
さて昨年は、全国7地区協議会と共同して第13回図書館総合展に参加しました。
広報委員会ではブースを中心にPR活動をしましたが、3日間で450人を超える
方々が来訪して下さいました。専門図書館協議会の存在と活動を大いにアピール
出来たかと思います。ひとえに関係者様、ご来場下さった皆様のお陰です。
本年も積極的に専門図書館協議会をアピールしたいと思います。
皆様のご指導とご協力をよろしくお願い申し上げます。

             専門図書館協議会・広報委員会
             田村 靖広、越山 素裕、小林 昭夫、吉田 佳代

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新年あけましておめでとうございます。
会員の皆様のご指導とご協力をいただきながら、専図協ミッションの実現に向け
て、会員の皆様のお役に立てる事務局でありたいと決意を新たにしています。
本年もよろしくお願いいたします。
                専門図書館協議会中央事務局
                事務局長 鈴木 良雄、武田 亜矢子

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〓〓2.皆様からの年賀状 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

新年おめでとうございます。
昨年は3.11など、いろんな事があった大変な年でありました。今年はもう少
し落ちついた年になることを念じております。
3.11に関連して国立国会図書館ではこの大震災に関する記録を集め、アーカ
イブすることによって今後の研究・教育に役立てるとともに後世の人々の利用に
供することが大切と考え、関係各省庁に呼びかけて東日本大震災アーカイブ構築
の事業を始めました。これには被災地の市町村や個人の方々のご協力のほかに、
専門図書館の立場からもご協力をいただかねばならないと考えております。
よろしくお願いいたします。
長年使って来ました当館の図書館システムは概念的にも古くなりましたので、新
しいより良い機能をもったシステムに本年1月6日から切り換え利用者に提供いた
します。資料の大規模ディジタル化は無事終了し、過去からのを入れますと210万
冊のディジタル化ができました。現在著作権処理に力をいれており、順次公開し
てゆくことになります。
皆様にとりまして今年も良い年でありますようお祈り申し上げます。

                      国立国会図書館長 長尾 真

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情報がつなぐ人と人、いのちと暮らし

新年おめでとうございます。
昨年は3月11日の東日本大震災をはじめ台風、水害など天変地異が相次ぎ、全
国的に命と暮らしの危機に直面させれる事態が多くみられました。その中で、私
たちが携わる図書館事業が果たし得る、あるいは果たすべき役割、課題がずいぶ
ん議論もされました。それに向けての模索や試行もいろいろ蓄積されたかと思い
ます。「風評公害」という悲しい現象は、ほんとに必要な、真実の生きた情報が
欠落し、しかもなお人々が情報を必要とする状況との乖離が、生み出したものか
と思います。
 衣食住の確保、まずはライフラインの再生が先決、という一般的な流れの中で、
人が生きるためのインフラとして図書館が意識され、その復興、より地域に根差
した図書館の創造に向けた取り組みが図書館界をあげて追求し、具体化されてい
くことの緊要性を思います。
こうした重い体験を、創造的に展開する一年としたいものです。専門図書館の皆
さんのご活躍を期待いたします。

     (社)日本図書館協会 理事長 塩見 昇

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あけましておめでとうございます。
昨年は未曾有の大震災が起き、被災地では、多くの方々が不自由な生活を送って
おられますが、以前の生活を1日も早く取り戻せることを願ってやみません。
さて、私ども科学技術振興機構は、第四期科学技術基本計画を踏まえて、大震災
からの復興・再生や持続的社会の実現に向けた科学技術イノベーション実現のた
めの施策を実施していく所存です。
特に情報部門では、多くの公的および民間の情報機関と連携して、科学技術イノ
ベーションに資する新しい「知識インフラ」の構築を目指しており、今年中にさ
まざまな連携サービスをリリースできる予定です。また、長年行ってきました
JDreamⅡなどの文献情報提供事業は、営業を含むサービスを民間に移行する準備
を進めているところです。私どもの高品質な文献データベースのノウハウと民間
の豊かな経験により、来年には新しいサービスとして生まれ変わるものと期待し
ています。
本協議会の多くの皆様からのご協力とご支援をよろしくお願い申し上げます。
最後に、皆様のご健勝をお祈りし、新年のご挨拶とします。

              (独)科学技術振興機構 理事長 中村 道治

─────────────────────────────────────

新年あけましておめでとうございます。
3.11大震災での地震と津波の爪痕は深く、福島第一原子力発電所の大事故と相ま
って、今なお被災地の方々の苦難、苦闘が続いております。被害を受けられた方
に改めてお見舞いを申し上げるとともに、本年には速やかな復興が進み、被災地
のみならず全国に元気が戻る年になることを願っております。
震災が起こった後、科学技術、産業、行政、医療等様々な方面からいろいろな種
類の情報が求められておりますが、その要求内容には従来とかなり変わった傾向
が見受けられると聞きます。防災、地球科学、エネルギー、放射線科学等、これ
までどちらかと言えば地味だった分野の情報への関心が増しております。このこ
とは当然と言えば当然ですが、情報の収集、評価、付加価値付け、蓄積は、時流
に乗った分野に偏ることなく、着実にかつ継続的に行うことが重要であることを
示すものと考えられます。
貴専門図書館協議会と当情報科学技術協会はともに、社会に貢献するための専門
情報の収集・加工・蓄積・提供を扱う情報プロフェッショナルが集まり、お互い
に支援・切磋琢磨を行う場を提供する立場にあります。その意味で、当協会は、
貴協議会との連携を一層推し進め、図書館・情報界のさらなる活性化のために活
動を展開してまいりたいと考えております。本年もどうぞよろしくお願い申し上
げます。

              (社)情報科学技術協会 会長 小野寺 夏生

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新年あけましておめでとうございます。
昨年、貴機関と共催しました「第二回アジア専門図書館国際会議(International
Conference of Asian Special Libraries: ICoASL2011)」は皆様のご協力のもと、
多くの方にご参加頂いて盛大に行う事ができました。
米国Special Libraries Association(SLA)の中でもアジアン・チャプターは、
アジアの発展とともに急速に拡大してきております。今年もグローバルな交流を
更に深めるよう、皆様とSLAの交流を促進して行く所存です。
皆様が素晴らしい新年を迎えられますよう、また、今後の交流を楽しみに両機関
の発展を祈年しております。

           SLAアジアン・チャプター2010年代表 佐藤 京子

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新年おめでとうございます。
昨年は東日本大震災、アラブの春、各国に広がる格差是正運動など多くの出来事
がありました。これらの出来事で象徴的なのは、SNSが非常時の情報発信、情
報収集の手段としての威力を発揮したことです。震災直後には、レファレンス資
料室の職員が、ツイッターを通じて、毎日16時間体制で正確で速報性のある情
報発信を日本語と英語で行いました。テレビやラジオ、新聞などにアクセスでき
ない多くの人たちの貴重な情報源となり、新しいサービスのあり方、可能性を感
じる契機となりました。情報サービスが新たな局面を迎えるいま、これらの新し
いテクノロジーを効果的に利用し、他機関との連携を今まで以上に強めていくこ
とが重要だと認識しています。本年もご指導ご協力賜りますようよろしくお願い
いたします。

          米国大使館レファレンス資料室 室長 我孫子 真由美

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指定管理第Ⅱ期にむけて、千代田図書館の目指すもの
                  
皆様新年おめでとうございます。
平成24年度から第Ⅱ期に入る千代田図書館指定管理者として、今期にも提案書
を提出した3社のコンソーシアムで継続(5年間)されることが、区議会で採択
されました。
今年度の専門図書館協議会の総会・全国研究集会で話をさせていただいた、「千
代田図書館の5つの機能コンセプト」は、図書館活動の目標としているものです
が、第Ⅰ期で事業として終了したものがあり、また修正しなければならないもの
があります。
図書館の規模としては小さいけれど、新しいコンセプトで、第Ⅱ期も多彩な活動
を展開していきます。3社の社員がその得意分野を活かし、地域産業・大学図書
館・博物館・ミュージアムとの連携事業を発展させていきます。
また専門機関(図書館)との連携事業を、お力をお借りしながら実施していきます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

               千代田区立千代田図書館 館長 新谷 迪子

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〓〓3.ニュース&トピックス 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

★ニュース(12月6日~12月26日)をまとめました。
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 最新ニュースは、ブログをご覧ください。
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〓〓4.2011年、売れた本は? 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

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