2025年度 全国研究集会(7月9-10) ~専門図書館ミッションの再構築~
AIが加速度的に発展し、仕事も暮らしも変わりはじめている今、専門図書館の役割と使命を再構築していくためは、どのように進化していけばよいでしょうか。
その解決のキーワードが「文化のエコシステム」です。佐々木秀彦氏の視点や日本近代文学館の実践、そして現場のリアルな業務にふれながら、これからの専門図書館の未来を切り拓いていくヒントを探ります。
その解決のキーワードが「文化のエコシステム」です。佐々木秀彦氏の視点や日本近代文学館の実践、そして現場のリアルな業務にふれながら、これからの専門図書館の未来を切り拓いていくヒントを探ります。
2025年7/9(水)-7/10(木)
会 員 : 2日間 6,000円/人 (1日のみ 3,000円/人)
非会員 : 2日間 18,000円/人 (1日のみ 9,000円/人)
会場交流会: 1,500円/人
非会員 : 2日間 18,000円/人 (1日のみ 9,000円/人)
会場交流会: 1,500円/人
【時 間】 | 【内 容】 | |
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13:00-13:05 | 開会挨拶 | |
基調講演1 13:05-14:35 |
専門図書館のミッションの再構築 ―エコシステムの中の生き残り策 |
アーツカウンシル東京企画部 企画課長 佐々木 秀彦 氏 |
佐々木氏の著書『文化的コモンズ 文化施設がつくる交響圏』には、これからの文化施設の在り方として、循環型の知の仕組み・文化のエコシステムといったお話が登場します。研究者や実務家などの専門家が利用することの多い専門図書館では、利用者はただのサービスの受け手ではない特徴があるのではないでしょうか。専門図書館が資料と利用者をつなぐその先にどういったミッションがあるべきなのか、これから専門図書館が生き残るためには何が必要なのか、一緒に考えたいと思います。 | ||
14:35~14:45 | 休憩 | |
基調講演2 14:45-15:45 |
社会と文学資料をつなぐ ―日本近代文学館の取り組み |
公益財団法人日本近代文学館 事務局長 徳永 美樹 氏 |
公益財団法人日本近代文学館は、図書館、展覧会、講座・講演会、刊行事業、文学・文化団体への支援、著作権管理と多彩な事業に取り組んでいます。その背景には研究型から貢献型への事業転換があり、自館のミッションを再定義し、ターゲットを明確にして取り組んでいることに特徴があります。文学資料の専門図書館としてスタートした歴史から、現在に至るまでの経緯を含めて、その取り組みについてお話しいただきます。 | ||
15:45~15:55 | 休憩 | |
トークセッション 15:55-16:55 |
トークセッション 佐々木 秀彦 氏 × 徳永 美樹 氏 | |
会場交流会 17:15-18:00 |
会場で参加者間の交流の場を設けます。 講演者のお二人と交流できる貴重な機会でもありますので、奮ってご参加ください。 |
【時 間】 | 【内 容】 | |
---|---|---|
13:00-13:05 | 開会挨拶 | |
第1分科会 13:05-14:05 |
著作権法31条図書館の要件 および31条外図書館の課題 |
砂防図書館 松本 美善 氏 専門図書館協議会著作権委員長 永井 昌史 氏 ドイツ日本研究所図書室 小野めぐみ 氏 |
現在、著作権法第31条の適用外とされる図書館では、複写サービスや保存を目的とした複製が認められておらず、実務上さまざまな課題に直面しています。著作権委員会では、これまで31条該当図書館への適用拡大に向けて、会員機関との情報交換や関係団体への働きかけなど、課題解決に向けた取り組みを行ってきました。本分科会では、「31条外」の図書館で働く図書館員をお招きし、これらの課題について参加者の皆さまと共に考える場としたいと思います。 | ||
14:05~14:15 | 休憩 | |
第2分科会 14:15-15:15 |
“活用”を通して組織アーカイブズの価値を探る2 東京国立博物館館史資料をとりまく 情報管理と活用の展望 |
東京国立博物館 館史資料室 阿児 雄之 氏、小野 美香 氏 |
アーカイブズは組織運営の透明性や価値向上に寄与する重要な資源であり、記録の適切な保存と活用は業務の効率化や知識の継承を支えます。本分科会では2022年全国研究集会での事例紹介に続き、東京国立博物館における『東京国立博物館百五十年史』刊行後の館史資料整理の実情と実践を取り上げます。資料の整理と活用(年史編纂、調査研究、学術・文化・教育事業)、そして業務をとりまく情報管理の展望を見据えながら、専門図書館における組織アーカイブズ活用のヒントと可能性を探ります。 | ||
15:15~15:25 | 休憩 | |
第3分科会 15:25-16:55 |
レファレンス記録、どうしてますか? |
渋沢栄一記念財団情報資源センター 海洋研究開発機構図書館 長尾 典子 氏 東京都江戸東京博物館 図書室 |
みなさんはレファレンス記録をどのように記録し業務に役立てていますか? 紙、Excel、レファ協…etc.、それぞれの専門図書館のスタイルや組織規模に合ったノウハウがある一方で、こうした情報はなかなかオモテに出てきません。本分科会では、3つの専門図書館による事例紹介を通じて、記録媒体や記録方法、現場の実例と模索を共有しながら、現状と課題をともに考えます。 |
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オンライン交流会 17:10-18:00 |
ZOOMのブレイクアウトルームを使用してオンライン交流会を開催します。 |
【会場】株式会社ブレインテック ショールーム(tekute cross)
東京都品川区西五反田8-3-16 西五反田8丁目ビル7F
*遠方から2日間ご参加される方には、2日目も会場を提供いたしますので、会場で分科会を視聴頂けます。
*予定は変更になる場合がございます。
*申込者には後日アーカイブ配信を行います(交流会除く)
東京都品川区西五反田8-3-16 西五反田8丁目ビル7F
*遠方から2日間ご参加される方には、2日目も会場を提供いたしますので、会場で分科会を視聴頂けます。
*予定は変更になる場合がございます。
*申込者には後日アーカイブ配信を行います(交流会除く)