特集「図書館員のための人材育成」にあたり 【p1】 |
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新しいインフォプロ像の確立を求めて【p2-7】
豊田 恭子(バーソン・コーン&ウルフ・ジャパン) |
専門図書館で働く情報専門家(インフォプロ)の新しい像の構築の必要性を考える。現在、論じられているインフォプロの姿を批判的に検証し、今後、社会的認知度を獲得するには、図書館情報学の延長線上でインフォプロの特性を述べることから、いったん離れるべきではないか、と論じる。そして現在、企業など組織の経営者が必要としている情報専門家の姿を確認するところからはじめ、次にそれを達成するための人材育成の方法を考えることを提唱する。 |
情報検索スキル向上のための4 つの要素:手早く広くきちんと検索するには【p8-14】
中島 玲子(慶應義塾大学文学部非常勤講師) |
手早く広くきちんと検索するには、情報源と検索手法に関する知識を持ち検索戦略にそって進める必要がある。本稿では、検索スキルの向上に必要な4 つの要素(①情報源の知識、②検索手法、③検索戦略、④機器操作)について解説した。情報技術やサービスの変化の周期は年々早まり、習得した知識やスキルが陳腐化する可能性もある。変化に遅れず検索スキルを磨くための自己研鑽の手段および、実践と人的交流の重要性を述べた。 |
人間関係に使えるスキルアップ~アドラー心理学に人間関係のヒントを学ぶ~【p15-20】
高 野 一 枝(しゃっぴいライフ) |
仕事の悩みは大半が人間関係の悩みです。どうやって周囲の方々とうまくコミュニケーションをとっていくかを、アドラー心理学を学び、人材育成へのヒントを探します。人はいつでも変われるし、いつでも自分が決断して自分の人生を切り開いていけます。
誰のせいにもせず、自分に責任を持ち、周囲の方々と共調しながら仕事を遂行する技術を学んでいきます。 |
専門図書館協議会における研修委員会活動と人財育成【p21-24】
柳 一 美(専門図書館協議会 研修委員) |
専門図書館協議会では、専門図書館の運営上の課題解決や会員相互の交流と人脈づくりに役立てていただけるよう、多彩なイベントを企画し実施している。本稿では研修の種類と企画のたてかたなどを述べながら、研修委員会活動を通して人財育成を考えてみた。 |
特定非営利活動法人日本医学図書館協会における研修プログラムと認定資格制度【p25-30】
加藤 砂織(東京女子医科大学図書館)北川 正路 (東京慈恵会医科大学 学術情報センター) |
特定非営利活動法人日本医学図書館協会は、ヘルスサイエンス分野の情報サービス専門職団体として、保健・医療その他関連領域の進歩発展に寄与することを目的としている。本稿では、専門職としての知識やスキルの習得のための制度として、2014年に承認された「専門職能力開発プログラム」によってリニューアルされた研修プログラムと認定資格の概要について報告する。 |
歴史資料ネットワーク【p31-34】加 藤 明 恵(歴史資料ネットワーク事務局) |
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札幌市図書・情報館【p35-38】
櫻井 万里子(北海道博物館図書室) |
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化学メーカーでの一図書室の仕事【p39-40】剣 持 和 江((株)クラレ くらしき研究センター図書室) |
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図書館の自由に関する宣言 1979年改訂のころ
塩見昇講演会記録集【p41-42】
永井 悦重(元山陽学園大学教員) |
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ホテルに学ぶ図書館接遇【p42-43】
藤原 由美(産業能率大学経営学部 博士 システムデザイン・マネジメント学) |
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事務局だより【p44-45】
事務局 |
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各種セミナー報告【p46-49】
事務局 |
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