専門図書館295号(2019年5月)特集:平成を振り返るⅠ(詳細)

特集「平成を振り返るⅠ」にあたり【p1】
専門図書館協議会の30年:平成の振り返り【p2-8】
事務局、下田 尊久、加藤 治、小室 利恵、磯 勝己、中野 将美、岡野 秀之
専門図書館協議会の平成年間30年について事務局と各地区連絡会の視点で振り返る。
過去のエピソードが綴られるだけでなく、その歴史を引き継ぎながらこれからをどう発展していくのか、個々の抱負が述べられかつ進むべき指針が示される。
専門図書館の国際交流活動を振り返って【p9-14】
栗田 淳子(独立行政法人国際交流基金ライブラリー)
平成の30年間で図書館を取り巻く環境は大きく変化した。平成時代の専門図書館の国際交流活動について、主に専門図書館協議会の活動に焦点をあてて紹介する。欧米との交流からアジア諸国のネットワーク構築、そして次世代を担う図書館情報専門家への支援など、グローバル時代における国際的な活動の必要性、さらに今後への期待についても言及する。
機関誌『専門図書館』から振り返る平成【p15-23】
日夏健一、越山素裕、野澤隆、佐藤正惠、結城智里(歴代機関誌委員会委員長)
専門図書館協議会機関誌委員会では、機関誌『専門図書館』を、平成の約30年間に元年の初号No.122(平成元年2月)からNo.294(平成31年3月)まで発行しました。本稿では、委員を長く務めた歴代の機関誌委員長が、当時の編集作業等の思い出を振り返りました。
座談会で振り返る図書館総合展の20年【p24-30】
関 乃里子(株式会社ブレインテック・図書館総合展運営委員)
図書館業界で最も大規模なイベントである図書館総合展は、昨年2018年で第20回を迎えた。本稿の執筆にあたり、運営に携わる関係者で図書館総合展の20年間を振り返る座談会を開催した。初期から近年までの記憶に残る企画等を挙げながら、イベントの規模が拡大していく過程や、図書館総合展特有の雰囲気などを関係者の言葉で振り返った。また、関連する資料、写真等もあわせて紹介する。
2050年の図書館像 −現在と30年前、30年後の図書館システム−【p31-36】
原田 隆史(同志社大学)
WWWは誕生してから30年の間に社会全体を大きく変える役割を果たしてきた。しかし、ほぼ同時に発達してきた図書館システムは、いままで図書館の省力化には大きく貢献してきたものの、図書館に対するイメージを変えることができるほどのインパクトを社会に与えることにはほとんど寄与してこなかった。30年後の図書館を考えるとき、図書館システムは短期的な図書館業務の省力化のためのツールという枠をこえて、図書館全体を発展させる鍵となる役割を果たす必要があるだろう。そのためには、図書館が現在の資料提供機能以外にどのような新しいサービスを提供できるかの検討が求められている。いまこそ図書館システムの導入によって得られた余力を、図書館の将来に結びつける長期的な展望と戦略が重要となってくると思われる。
松竹大谷図書館のクラウドファンディング【p37-40】
武 藤 祥 子 (松竹大谷図書館)
神奈川県立川崎図書館【p41-45】
永井 昌史 (日本化薬株式会社 研究開発本部 知的財産部)
本と偶然のもつ力を伝える【p46-47】
安藤 奈々 ((株)情報工場 企画編集部)
公共図書館の冒険 未来につながるヒストリー【p48-49】
新藤 透(國學院大學文学部日本文学科)
図書館とゲーム イベントから収集へ【p49-50】
中嶋 雅人(株式会社ヴィアックス(江戸川区立東部図書館勤務))
著作権法第31条の図書館資料の複製が認められる施設に指定されました【p51-52】
清水 裕子(日仏会館図書室) 堀越 葉子(ドイツ日本研究所図書室)
事務局だより【p53-54】
事務局
各種セミナー報告【p56】
事務局