| 特集:「AI時代と図書館」にあたり 【p1】 |
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AI時代における図書館
―これからのマネジメントとサービスを考えるにあたって―【p2-6】
野末 俊比古(青山学院大学教育人間科学部) |
| AIをDXの文脈に位置づけたうえで、実践的な理解の仕方を提示した。また、共同研究における成果などに基づいて、図書館におけるAIの意義・意味、可能性、課題について整理した。私たちにとってAIは“パートナー”であり、得意を相互に補完しあう存在であること、文献の探索をはじめ、選書など、図書館において活用できる領域はいろいろと考えられること、適切に導入・利用するには利用者の“解像度”を上げていく必要があることなどを記述した。
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富士通の技術で図書館の未来を拓く
―AIがもたらす図書館ソリューションの変革―【p7-11】 前 彩佳(富士通Japan株式会社) |
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富士通は図書館システムで40年以上の実績を持ち、AI活用による変革期に対応しています。青山学院大学との共同研究で開発した「蔵書探索AI」は、曖昧な言葉から関連資料を発見し利用者の潜在的興味を顕在化させます。さらに、2025年7 月開始の「Fujitsu AI 探索サービス」のクラウド展開により、導入や運用の負荷を軽減し、図書館DXを加速します。今後は、司書の高度な研究支援を支える協働パートナーとしてのAIを目指します。
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AI時代の文献情報活用
~ Web of ScienceとAIの融合【p12-16】
熊谷 美樹(クラリベイト アカデミア&ガバメント事業部) |
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本稿では、A I 時代における文献情報活用のあり方を、Web of ScienceとA I の融合を軸に紹介する。世界の図書館を対象とした調査結果からAIの導入状況や目的、課題を概観するとともに、情報検索・研究支援において図書館に求められる新たな役割を整理する。またWeb of Scienceに搭載されたResearch Assistantをはじめとする各種AI機能の特長を紹介し、透明性・安全性・学術的信頼性をコンセプトに開発された各機能が、信頼性の高い学術情報と組み合わされることで可能となる新たな研究・学習支援のありかたを提案する。
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AIへ出向く専門図書館の戦略
MCPを活用した図書館とAIの「ゆるいつながり」【p17-23】
城田 真湖(株式会社カーリル) |
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情報探索の起点が検索エンジンからAIへと移行しつつある現在、図書館データがAIに接続されることは、利用者の「問い」の解決プロセスに図書館が関与し続けるための重要な鍵となるだろう。カーリルでは、それに対応する取り組みとして「カーリル for AI」の技術開発を進めており、2025年10月からは、カーリルが検索対象として対応している専門図書館の大部分についても、AIとの連携が実現した。本稿では、元大学図書館員で、現在カーリルのAI関連技術の推進を担当する筆者の視点から、そのサービスの概要と導入の手順、および運用上の論点を整理する。
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中野区立図書館での取組事例
―3DアバターSHIORIとの対話を通じて―【p24-29】
鈴木 正実(中野区立中央図書館 指定管理者代表企業 株式会社ヴィアックス)/
藤村 明人(株式会社シビックAI総合研究所)/
中村 祥之(一般社団法人Woolly)
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中野区立図書館では、AI技術を活用した新たな図書館サービスの可能性を探るため、令和7年度に3 Dアバター型「AI司書SHIORI」の実証実験を2 館で実施した。中野東図書館では本の推薦機能を通じた偶然の本との出会いを、中野中央図書館では館内案内に特化した利用者対応の支援を検証した。実験の結果、「AI司書」は利用者が気軽に質問できる入口として機能し、定型的な案内の効率化や利用の敷居を下げる効果が確認された。一方で、利用者の背景に寄り添った対応や専門的なレファレンスにおいては、人間の司書の役割の重要性も改めて明らかとなった。本報告では、これら2 館での実証実験の内容と得られた知見をもとに、図書館におけるAI活用の可能性と今後の課題について取り上げる。
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AI時代における図書館とAIリテラシー
―判断と対話を支える学びの基盤として―【p30-35】 美馬のゆり(公立はこだて未来大学 名誉教授) |
| 生成AIの普及は、情報の取得方法にとどまらず、思考や判断の在り方そのものを変えつつある。本稿では、この変化を踏まえ、AIリテラシーを知識、スキル、態度・価値観の三側面から捉え直し、図書館の役割を再定義することを目的とする。生成AIが思考の出発点となる状況においては、情報へのアクセスではなく、提示された情報の前提を問い直し、多様な視点を踏まえて判断を形成する力が重要となる。その観点から、図書館を学習環境として位置づけ、判断形成を支える図書館職員の専門性を、学習設計および対話の設計の観点から再検討する。さらに、教育実践や教材開発の事例を踏まえ、専門図書館における具体的な展開可能性と実践的意義を示す。
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日本の電子出版の歴史【p36-40】 松田 真美(日本電子出版協会) |
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日本ライトハウス情報文化センター見学会【p41-45】 前田 直俊(国立国会図書館関西館・専門図書館協議会関西地区連絡会委員)
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ホノルルでの司書としての日々【p46-47】 小野 めぐみ(ドイツ日本研究所図書室)
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生成AIと著作権の論点【p48-49】 山﨑 美和(東京国立博物館)
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いま、なぜサブジェクト・ライブラリアンなのか
図書館をめぐる知の変革のために【p49-50】 佐藤 知生(国立情報学研究所学術基盤推進部)
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