専門図書館特別号2023(詳細)

ごあいさつ【 p.1 】
専門図書館協議会理事長 小林 治彦
事業総括【 p.2-3 】
研修委員長 村井 友子
全国研究集会~つくる、深める、広める~【 p.4 】
2023年度全国研究集会の概要【 p.5-7 】
2023年度全国研究集会拡大会議メンバーの声【 p.8 】
第1 分科会
危機下での図書館活動【 p.10-17 】
山本 英里(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会事務局長 兼 アフガニスタン事務所 所長)
難民や避難生活といった特殊な環境の中でも、人間としての尊厳を取り戻し、未来に希望をもって生きていくための支援とは何か、そんな試行錯誤の結果が、図書館活動であった。ここでは、主に紛争下の図書館の活動展開について様々な面から紹介したい。
第2 分科会(1-2)
レファレンス協同データベースの利活用【 p.18-21 】
佐々木 良太(国立国会図書館関西館図書館協力課)
レファレンス協同データベース(以下「レファ協」)について、事業の概要及び具体的なデータの紹介と利活用方法を紹介する。レファ協を利活用することで、業務の円滑化を図れるだけでなく、自館のPRにもつながり、ひいては、図書館全体の価値を高めることができると考える。
第2 分科会(2-2)
海事図書館におけるレファレンス協同データベースの活用…【 p.22-25 】
木村 素子(公益財団法人日本海事センター 海事図書館)
日本海事センター海事図書館は、レファレンス協同データベースに2004年の実験事業開始時から参加し、現在まで活用を続けている。本稿では、当館のレファレンス協同データベースへの参加から現在まで、参加による効果、今後の活用予定について紹介する。
第3 分科会
専門図書館における資料保存マネジメントの理論と実践
―「利用のための保存」再考―【 p.26-32 】
矢野 正隆(東京大学経済学部資料室)
IFLA資料保存の原則(1986年版)に「プリザベーション」の定義が掲げられ、図書館資料「保存」のパラダイムシフトが言われるようになって既に40年近くが経過したが、これらの考え方は、現代の激変しつつあるメディア環境において、どのように適用されているのか。本稿では特に、各館で「貴重」であると公認されているわけではない膨大な一般資料群を対象に、その「利用のための保存」が、具体的にどのような仕方で実現するのかを、現場でのいくつかの経験を踏まえつつ考察する。
第4 分科会
アーカイブズのその前に~アーキビストが関与する前に勝負はついていた…【 p.33-38 】
大蔵 綾子(鶴見大学文学部ドキュメンテーション学科非常勤講師)
アーカイブズは民主的国家の発展に寄与するという点で、図書館情報資源と同じである。しかし、現用文書管理が適正になされていないために、アーカイブズとして残らない事例もある。本稿では、中央省庁の行政文書管理の実態を素材とし、アーカイブズ化のための課題を検討する。
第5 分科会
本のある居場所とLGBTQ…【 p.39-43 】
村木 真紀(認定NPO法人 虹色ダイバーシティ理事長)
虹色ダイバーシティが運営するプライドセンター大阪(常設のLGBTQセンター)は、LGBTQに関する書籍を500冊以上あつめたミニ図書館を併設しています。今年5 月に広島で開催されたG 7 サミットで差別禁止の共同宣言が出されたように、国内外で人権尊重や権利擁護の動きが進んでいます。図書館が誰もが自分でいられる場所となるための気づきと取り組みのノウハウを紹介します。
第6 分科会(1-3)
図書館等公衆送信サービス【 p.44-53 】
松﨑 宏樹(国立国会図書館利用者サービス部サービス企画課)
令和3 年著作権法改正により、特定図書館等が利用者の求めに応じて所蔵資料を複製し、当該利用者に対してメール等で複製物を提供(公衆送信)する図書館等公衆送信サービスが可能となった。本稿では、令和3 年著作権法改正の概要、従前の複製サービスとの比較による図書館等公衆送信サービスの概要及び想定される標準的処理フローといった全般的な事項を紹介する。また、図書館等公衆送信サービスを行える特定図書館等となるための要件、今回新たに導入された図書館等公衆送信補償金の算定式や事例、複製物を作成する際の仕様などの詳細について説明を行う。
第7 分科会(1-3)
知的な活気にあふれる石川県立図書館【 p.54-57 】
宮原 佑介(石川県立図書館 利用推進課)
2022年7 月16日にオープンした石川県立図書館。海外6 か国45館を含む合計200の図書館を訪問するなど、他館の好事例を参考にしながら「誰もが何度も来たくなるような図書館」を目指し、様々な工夫を重ねてきた。本稿では石川県立図書館が「誰もが何度も来たくなるような図書館」であり続けるために取り組んでいる施策について3 つの切り口から紹介する。
第7 分科会(2-3)
テラソの企画の生まれ方
―交流と創造を楽しむ文化の拠点を目指して―【 p.58-61 】
志賀アリカ(小布施町立図書館 館長)
「交流と創造を楽しむ文化の拠点」をコンセプトに2009年にリニューアル開館された小布施町立図書館は、各種企画の多様性や地域との連携において評価され、2011年にLibrary of the Yearも受賞している。本稿では、現在どのような企画が創出されているのか、それらの多様な企画がどのような考え方から生み出されているのかについて記載する。
第7 分科会(3-3)
「かえりたい図書館」をつくる、深める、広める
  :椎葉村図書館「ぶん文Bun」のソーシャルイノベーション【 p.62-66 】
小宮山 剛(椎葉村図書館「ぶん文Bun」)
本稿では、日本三大秘境・椎葉村の地で2020年7 月に開館した椎葉村図書館「ぶん文Bun」のコンセプトや発足時から宿命づけられたソーシャルイノベーションの内容について紹介しつつ、筆者が「クリエイティブ司書」として尽力している図書館コンテンツを通じた自治体ブランディングの目的と重要性についての見解を述べる。
全国研究集会参加者からのアンケート(抜粋)【 p.68】
 
2023年度通常総会の概要【 p.70】
 
編集後記【 p.74】